Lattice3D Reporterで、XVLビュワーをダウンロードしなくても見られる3D帳票が作成可能だ。見積書や議事録に活用できる。3D PDFのサンプルデータ付き。
ラティス・テクノロジーは2014年2月26日、軽量3次元データフォーマットXVLに対応した3次元帳票ツール新版「Lattice3D Reporter Ver.7.1」を発表した。同年3月3日より販売開始する。
「Lattice3D Reporter」は、Microsoft Excel内にXVLを取り組み、さまざまな技術資料を作成することが可能だ。新版では、ビュワーに張りこまれた3次元形状と帳票の内容が連携された状態の3D PDFファイルが作成できる(出力にはAdobe Acrobatが必要)。そのデータを受け取る側は、XVL専用ビュワー「XVL Player」(無償)のダウンロードは必要ない。Adobe Readerは、「Adobe Reader XI 11.0」以降で利用可能だ。
Lattice3D Reporterは、Excelのアドイン機能として利用可能だ。3次元ビューから直接サムネイルビューを切り出すなど直感的な操作ができる。
以下は、Lattice3D Reporter Ver.7.1で作成した3D PDFの例だ。3次元組み立て図と部品表を付加した見積書や、デザインレビューの議事録だ(画像クリックで3D PDFを表示する)。
PDFに張りこまれた3次元データは、Excelに張りこまれているサムネイルを選ぶことで、表示ビューを選択できる。3次元ビューは、左クリックのドラッグで回転可能だ。ホイール回転もしくはShiftキー+左クリックのドラッグでズームイン・アウト、Alt+左クリックのドラッグでパン(移動)もできる。
部品表や見積書の例では、表にある部品名をクリックすると、3次元モデルの部品がハイライトされる。
既に旧バージョン製品購入済みで、年間保守に加入している場合は、追加費用なく最新バージョンを利用可能だ。
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