General Motors(GM)の現会長兼CEOのDan Akerson(ダン・アカーソン)氏が2014年1月15日に両職を退任する。新CEOには、グローバルの製品開発/購買/サプライチェーン担当のエグゼクティブバイスプレジデントを務めるMary Barra(メアリー・バーラ)氏が就任する。
General Motors(GM)は2013年12月10日(米国時間)、2014年1月以降の新たな経営体制を発表した。現会長兼CEOのDan Akerson(ダン・アカーソン)氏が2014年1月15日に両職を退任。新CEOとして、グローバルの製品開発/購買/サプライチェーン担当のエグゼクティブバイスプレジデントを務めるMary Barra(メアリー・バーラ)氏が就任する。
バーラ氏は現在51歳。GMでのキャリアは、General Motors Institute(現ケタリング大学)で、1980年にポンティアックブランドのインターンシップ学生となったところから始まる。同大学で電気工学を学んだ後GMに入社し、1990年にはスタンフォード大学でMBAを取得。グローバルの製造/エンジニアリング担当のバイスプレジデントや、Detroit Hamtramck Assemblyの工場長などエンジニアリング関連の要職を経験した。
その後、2011年2月にグローバルの製品開発を担当するシニアバイスプレジデントに就任。2013年8月には、購買とサプライチェーンも担当することとなり、エグゼクティブバイスプレジデントに昇格している。
なお、会長職は、現GM取締役で、ディーゼルエンジンメーカーCummins(カミンズ)の会長兼CEOを務めたこともあるTheodore Solso(セオドア・ソルソ)氏が引き継ぐ。また、空席だった社長には、エグゼクティブバイスプレジデント兼CFO(最高財務責任者)を務めているDan Ammann(ダン・アマン)氏が就任する。
つまり、2014年1月以降のGMの経営体制は、CEOのバーラ氏、会長のソルソ氏、社長のアマン氏の三頭体制に移行することになる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.