ホンダは、新型「フィット ハイブリッド」のリコールを国土交通省に提出した。対象となるのは、2013年8月23日〜9月13日に製造した4883台。リコール原因は、ハイブリッドシステムに用いられている7速デュアルクラッチトランスミッション(DCT)の制御プラグラムである。
ホンダは2013年10月24日、同年9月に発売した新型「フィット ハイブリッド」のリコールを国土交通省に提出したと発表した(国土交通省のWebページ)。対象となるのは、2013年8月23日〜9月13日に製造した4883台。
ハイブリッドシステム「SPORT HYBRID i-DCD」に用いられている7速デュアルクラッチトランスミッション(DCT)の制御プラグラムがリコール原因で、モーターだけで走行するEVモードでの停車時に、DCT内のドグとスリーブが噛み合わないことがある。このため、トランスミッション警告灯が点滅し、メーターディスプレイに点検表示が点灯するとともに、1速が噛み合わないと発進できなくなるおそれがある。また、2速が噛み合わないと奇数段変速での走行になるおそれもあるという。
今回の不具合は、市場からの情報で判明した。これまでに同様の不具合が113件発生している。
リコール対象車両のオーナーには、ダイレクトメールなどで通知する。改善措置としては、DCTのECU(電子制御ユニット)のプログラムを対策済みのものに書換えるとしている。
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