午後にはテーマごとに分かれてワークショップが行われる。
授業のようにPCを前に工作機械の使い方についてより深く掘り下げるワークショップ、各Fablabの事情を交換しながらホワイトボードにキーワードを書いていくワークショップ、その場で部品を作ってしまうワークショップなど、やり方はさまざまだ。
半分のワークショップはテーマが決められているが、残り半分のワークショップは「Fab Foo」として、その日に参加者が自分たちでテーマを出し合い、いきなり行われる。不思議なことに参加者がどこかに偏ることもなく、どの席も同じぐらいの人気。
ワークショップ「Fablabを立ち上げ、運営し、終了するまで」では、さまざまな意見が交換された。
……などなど、それぞれの国や立場から「どうやってFablabを運営し、継続するのか」について意見が直接開示される。気が付くと壁は出たキーワードを書いた紙でいっぱいになっていた。
ワークショップの終了後も参加者は我先にホワイトボードに電子メールアドレスを書き、積極的に連絡先を交換していた。
Fab9ではプレゼン、ワークショップ、ディスカッションと盛りだくさんのプログラムが連日続き、全体は熱気に満ちていた。
夜にはFood workshopが開かれる。今年は日本での開催なので、「太巻き」「うどん」「お好み焼き」「鉄板焼き」「カレー」など、日本を代表する(!?)食べ物がテーマ。自分が参加したいワークショップを志願した世界各国からの参加希望者が集まる。
僕が参加した日のテーマは「太巻き」。レーザーカッターで刻印された特別の巻きすの他、食材が各テーブルに配置されている。
巻きすは板をレーザーカッターで切って作られ、モノづくりレシピ共有サイトThingiverseで共有されている。
日本人がいないテーブルがほとんどの中、方眼紙に太巻きの設計図を書きながらの太巻きづくりが始まったが、ほとんどのチームが見事に太巻きを完成させていた。
他にも会期中には、以下のようなワークショップが開催された。
中には、もともと予定になかったワークショップがいきなり始まる場合もあった。
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