バルブで水量調整するポンプから、インバータ制御で可変速運転できるHEポンプシリーズに置き換えることで高効率化・省エネ化が図れるとしている。
日立産機システムは2013年7月29日、インバータ機能を内蔵したPM(永久磁石)モーター採用の「HEポンプシリーズ」を発売した。
小出力の渦巻ポンプ・ラインポンプの置き換えを狙い、3相200Vで直接運転しているポンプから簡単に置き換え接続できる。工場循環水ラインや建物の空調冷却水の配管では、バルブで水量調整するポンプが使われていることが多いが、インバータ制御で可変速運転できるHEポンプシリーズに置き換えることで高効率化・省エネ化できるとしている。
サイズは標準モータを搭載した一般的ポンプとほぼ同等。インバータ制御部、ポンプコントローラ、PMモータ、ポンプ部が組み込まれ、制御盤を別置しなくともポンプを可変速運転できる。また、圧力センサーとの組み合わせで、圧力制御をすることも可能だ。
発売機種は、ラインポンプJLH形(鋳鋼製)φ32〜φ80口径 1.5〜3.7kW、ラインポンプJLSH形(ステンレス鋳鋼製)φ50〜φ80口径 1.5〜3.7kW、直動渦巻ポンプJDH形(鋳鋼製)φ40〜φ80口径 1.5〜3.7kW。2013年度中に、7.5kWまでの機種をラインアップする予定。
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