デンソーは、バックモニターに用いる車載カメラに付着した汚れを、運転席からのスイッチ操作で除去できる「バックカメラウォッシャー」を発売する。
デンソーは2013年5月29日、バックモニター(リアビュー)に用いる車載カメラに付着した汚れを、運転席からのスイッチ操作で除去できる「バックカメラウォッシャー」を、トヨタ自動車製の車両向けに発売すると発表した。価格は9800円(税込み、取り付け費用別)。同年6月3日から、国内のトヨタ車ディーラーやデンソーサービスステーションなどを通じて販売する。
車両後方に搭載した車載カメラを使って、車両後方の状況をカーナビゲーションシステムなどの車載ディスプレイに映し出すバックモニターは、駐車をより安全に行えることから広く利用されるようになっている。しかし、この車載カメラの表面に、泥やホコリ、雨水が付着して映像が見づらくなったり、ひずんだりすることがある。
バックカメラウォッシャーは、運転席からのスイッチ操作でこれらの汚れをウォッシャー液で洗浄する機能を備えているので、常に視界良好なバックモニター映像を利用できるようになるという。なお、ウォッシャー液はリアワイパー用のものを利用する。
取り付け可能な車種は、「アルファード」、「アルファードハイブリッド」、「ヴェルファイア」、「ヴェルファイアハイブリッド」、「エスティマ」、「エスティマハイブリッド」、「プリウス」、「プリウスα」、「プリウスPHV」、「アクア」、「ウィッシュ」。これらのメーカーオプションないしディーラーオプションのバックモニター用カメラに対応している(アクアはディーラーオプションのみ対応)。
デンソーは今後も対応車種を増やす方針。また、トヨタ自動車以外の自動車メーカーにも採用を働きかけていくという。
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