今回は、Replicatorの開梱からテスト出力までの過程や注意点を紹介する。材料を出すノズルとステージのすき間設定を誤ると造形に失敗する。
僕の場合、「Replicator2」を注文後1週間くらいで配送されました。現在「Replicator 2X」は8週間待ちの状態になっており、モデルや注文時期によっては納期が長くかかってしまうようです。
箱の中は、筐体内部のスペース付属品を詰め込んで、それらがズレないように出力ステージで押さえ込んでいるという複雑な状態です。開梱方法と設置方法の説明が一緒になったマニュアルが同梱されていました。
内部の棒や配線などに力が加わらないように気を付けながら本体を箱から出し、開梱マニュアルに従って電源、USBケーブル、フィラメント(造形材料)などの付属品を取り出しましょう。
セッティング方法はMakerBotのWebサイトにも記載があり、YouTubeにも動画がアップロードされているので、1度はそれらをチェックしておいた方がよいでしょう。全て英語なので完全に理解するのは難しいかもしれませんが、おおまかな流れはつかむことはできそうです。
Replicator機種別のセッティングに関する動画(Youtube): | |
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⇒ | Replicator |
⇒ | Replicator 2 |
⇒ | Replicator 2X |
ビルドプラットフォームから伸びている黒のケーブルに付いているクリップを、本体の内壁の底面にある穴にねじ込みます。
エクストルーダーはファンが前面に来るように、ガイドレール上に取り付けられた台の上に乗せて、付属の六角レンチで両サイド2本のねじを締めます。
ねじ締めは均等に力を加えながら、交互に行います。均等に締め付けを行わないと、エクストルーダーと出力ステージの平行度が出ず、印刷品質が悪化する可能性があります。
また、力を加え過ぎるとねじの座面に傷が付いたり、ねじ切ってしまったりすることもあるので注意してください。
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