製品のクラッシュや誤動作、セキュリティ脆弱性の原因などにつながるソフトウェア不具合を、開発段階で自動検出するテストソリューションを手掛けるコベリティ。「第16回 組込みシステム開発技術展(ESEC2013)」では、強健な製品を予定通りに出荷するために役立つソリューションを展示する。
2013年5月8〜10日の3日間、組み込みシステム開発に必要なハードウェア/ソフトウェア/コンポーネントから開発環境までが一堂に集結する「第16回 組込みシステム開発技術展(以下、ESEC2013)」が開催される。
ESEC2013の開催に先立ち、アイティメディアが運営する組み込み/エレクトロニクス関連メディア「MONOist」「EE Times Japan」「EDN Japan」では、ESEC2013の特設ページをオープンし、来場予定者や来場検討されている方々に向け、注目企業の見どころ情報を開催直前までお届けしていく。また、会期中・会期後も速報やリポート記事を多数掲載する予定なので期待してほしい。
今回紹介するのは、ソフトウェア障害からブランドを守ろうとする企業にとって重大な、製品のクラッシュ、誤作動、セキュリティ脆弱性などの致命的なソフトウェア不具合を自動検出する開発テストソリューションを手掛けるコベリティの出展内容だ。ESEC2013の来場前の情報収集に役立てていただきたい。
コベリティはESEC2013において、主要製品の中から組み込みソフトウェア開発で定評のある「Coverity Quality Advisor(旧製品名:Coverity Static Analysis、Prevent)」と、新製品「Coverity Test Andvisor」の2つを中心に出展。これら製品のデモンストレーションなどを披露する。
Coverity Quality Advisorは、組み込みソフトウェアに内在する不具合を洗い出すソリューション。コベリティの静的解析検証エンジンは精度が高く、高速との評価を受けている。検出された不具合の管理機能も定評があり、不具合発生の根本原因を発見しやすいUI(User Interface)、派生開発における不具合の拡散を突き止める不具合マッピング機能などを備え、不具合検出だけにとどまらない、不具合の管理・解決に至るまでのトータルな開発ワークフローをサポートする。
一方のCoverity Test Advisorは、“単体テスト実行のカバレッジ情報”“構成管理システムからのコード変更情報”“コード変更により影響を受ける他のコード情報(自動解析)”という3つの情報を基に、テストポリシーに違反した箇所を組織・プロジェクト内で共有するためのソリューションだ。Coverity Test Advisorは優先的に機能テストを行うべき箇所を特定し、自動通知する。
会期2日目の5月9日午前11時30分には「リスクを見極めるチェンジインパクト解析」と題したセミナーも開催予定だ。コベリティ・ブースでは、実際に開発・メンテナンスされているソースコードの解析を無料で行う“コード品質診断”も実施するという。
現在のソフトウェア開発チームでは、製品リリースが遅れたり、生産開始後にトラブルが発生したりしないよう、潜在的問題を早期に検出する必要がある。強健な製品を予定通りに出荷し、チームの開発効率と業績を実証するにも、“ソフトウェアの不具合の可視化”と問題に対する“早期警告”が不可欠となっている。コベリティのデベロップメントテストプラットフォームは、リスクを特定する各種メトリクスによって開発状態を可視化し、リスクに対して早期に対処できる、開発ライフサイクルを確立するための要となるソリューションといえる。
コベリティの担当者は「ESEC2013では、新しいソリューションとして『Coverity Test Advisor』を出展しております。このソリューションは、コードレベルの不具合検出に関連したものではなく、機能テスト(特に、ユニットテスト)の作成効率とテスト品質を向上するためのソリューションです。既にコベリティの静的解析をご利用のお客さま、今後ユニットテストを効果的に実施したいと考えられているお客さまに、ぜひご覧いただきたい、他に見られない新しいソリューションです」と話している。
会期 | 2013年5月8日(水)〜10日(金) |
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時間 | 10:00〜18:00(10日(金)のみ17:00に終了) |
会場 | 東京ビッグサイト |
コベリティ・ブースNo. | 西 3-65 |
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