月額3980円で利用できる電気CAD「Quadcept」、クラウドでの設計データ共有も実装技術

Quadceptが電子機器設計用CADソリューション「Quadcept2013」をリリース。ミドルレンジ製品クラスの機能を備えながらも、回路図エディタが1ライセンス当たり月額3980円と安価に利用できる。

» 2013年02月28日 20時00分 公開
[西坂真人MONOist]

 Quadceptは、電子機器設計用CADソリューション「Quadcept2013」を2013年2月28日から販売開始した。ミドルレンジ製品クラスの機能を備えながらも、回路図エディタ「Circuit Designer」が1ライセンス当たり月額3980円(年額4万3780円)、PCB設計/3Dツール「PCB Designer」が1ライセンス当たり月額9980円(年額10万9780円)と低価格なのが特徴。

 設計データをクラウド上で共有できるストレージサービス「myArea」により、複数拠点での設計データ共有を実現。1GBまでは無料でクラウドサービスを利用可能だ。ストレージ容量は有償で追加可能(5GBごとに年間3万円)。

photo 電子機器設計用CADソリューション「Quadcept2013」

 今回の新製品では、前バージョンでユーザーからリクエストがあった機能を数多く採用しているという。セミオートルーター機能、差動ペア配線機能、束配線、配線長指定/等長配線機能、自動等長配線チューニング機能、押し付け/ならい配線などの配線機能の強化のほか、品質向上を目的とした基板設計と製造設計のチェックができるDFM機能、グローバルな企業間コミュニケーションを実現できる「ODB++」出力を実装した。

 また今後予定されているバージョンアップでは、クラウドをベースにした同時並行設計や内蔵部品基板設計機能、英語バージョンなどが機能追加されるという。

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