IARシステムズ、アットマークテクノ、イー・フォースは、ARM9搭載CPUボードとμITRON仕様のリアルタイムOS、統合開発環境などが含まれる低価格の組み込み開発キット「Yellow suite.スターターキット」を発表した。
IARシステムズ、アットマークテクノ、イー・フォースは2012年9月10日、ARM9搭載CPUボードとμITRON仕様のリアルタイムOS、統合開発環境などが含まれる低価格の組み込み開発キット「Yellow suite.スターターキット」を発表した。
同キットには、アットマークテクノ製のCPUボード「Armadillo-400シリーズ(Freescale Semiconductor製 i.MX25搭載)」、イー・フォース製のμITRON仕様のリアルタイムOS「μC3/Standard」、IARシステムズ製の統合開発環境「Embedded Workbench for ARM(評価版)」、JTAG-ICE「I-jet」などが含まれる。購入後、すぐにミドルウェアの評価やアプリケーション開発、動作テストなどが行える他、既存のμITRONソフトウェア資産の有効活用にも役立つ。
同キットは、同梱されるArmadillo-400シリーズの種類により、3つの製品ラインアップが用意されている。販売価格(税込)は、Armadillo-460同梱版(型番:KSK-ARMADILLO460-PL)が7万9800円、Armadillo-440同梱版(型番:KSK-ARMADILLO440-PL)が9万9800円、Armadillo-420同梱版(型番:KSK-ARMADILLO420-PL)が6万4800円。販売はIARシステムズが行う。
キットの内容は、以下の通りだ。
IARシステムズでは、開発環境やソフトウェア部品の提供だけでなく、ユーザーニーズに応じたソリューション提案を行っており、その一環として、ソリューションパートナー各社と連携し、同キットの提供を開始。引き続き、デバイスドライバからアプリケーションまでのトータルなソフトウェア開発など、各種サービスの提供を拡充していくという。
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