ロンビックが倉庫の受け入れ、ピッキング処理をタブレット端末で在庫管理システムと連携する仕組みを構築。ペーパーレスの操作で管理強化を進める。
コンパウンド樹脂の製造などを手掛けるロンビックは2012年3月7日、タブレット端末を使用した在庫管理システムの導入を発表した。同社四日市工場、鹿島工場で2012年2月から使用を開始している。同システムをロンビックと共同開発したインフュージョンは、この仕組みを拡販する予定だとしている。
今回のタブレット端末採用は、樹脂原料在庫の管理強化を目的にしたもの。インフュージョンが開発・販売している在庫管理システム「在庫スイート3」をベースに、タブレット端末に対応させている。
これをロンビックが持つ原料購入手配向けの基幹システムと連携し、フォークリフトに搭載したWindows OSのタブレット端末、無線ハンディターミナル、無線ハンディプリンタと組み合わせて使用する。使用するハンディターミナルは長距離での読み取りが可能なものを採用し、フォークリフト上で入庫予定や倉庫の空きや、保管場所の把握ができる。原料の先入れ先出し管理や、使用期限管理もシステムを参照しながら実行できる。棚卸でも同システムを活用した効率化を進めるとしている。
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