富士フイルムホールディングスは、複合機などを扱うビジネスイノベーション事業の分離を検討する。
富士フイルムホールディングスは2026年8月6日、複合機などを扱う富士フイルムビジネスイノベーション(ビジネスイノベーション事業)の分離(スピンオフ)を検討すると発表した。
富士フイルムホールディングスでは、中期経営計画「VISION2030」の下、成長領域であるヘルスケア事業およびエレクトロニクス事業を中心に投資を強化する方向性を強めている。
そこで、ビジネスイノベーション事業の持続的成長に向けて、パーシャルスピンオフ(一部保有を維持するスピンオフ)を含む戦略的選択肢の検討を開始することを決めた。
富士フイルムグループにおけるビジネスイノベーション事業は、連結売上高の約35%に当たる1兆1748億円(2026年3月期)を占める主要事業の1つで、強固な収益基盤と高いキャッシュ創出力を持つ。さらに、ビジネスイノベーション事業の機動的な意思決定を可能とするため、スピンオフを含む戦略的選択肢の検討を進める。それにより、さらなる成長と企業価値の向上を実現する方針だ。
スピンオフにおいては、富士フイルムビジネスイノベーションの下に関連する事業を集約する。また、スピンオフ実行後も、商号を含む富士フイルムブランドの活用と、富士フイルムグループ各社とのシナジー創出を継続できるよう、富士フイルムホールディングスが富士フイルムビジネスイノベーションの株式の一部(20%未満)を保有する。残りの株式については、現物配当(金銭以外の財産による配当)により、富士フイルムホールディングス株主に分配する方法を想定する。
スピンオフ後の富士フイルムビジネスイノベーションは、東京証券取引所に上場することを目指す。また、スピンオフを実施する場合は、2〜3年後を視野に詳細内容の検討を進めるという。
再生材80%で新品同等! 複合機外装の水平クローズドリサイクル実現
動画を撮影して手渡せる富士フイルムの新型チェキは、どうやって生まれたのか
富士フイルムBIがトルコ企業を買収、基幹システム導入の海外展開加速
富士フイルムが営業利益で過去最高、「半導体材料」と「チェキ」好調
OKIがプリンタ開発をエトリアに統合、リコーや東芝テックと技術を結集
リコー東芝テック設立の「エトリア」が1周年、複合機共通エンジンの開発を前倒しCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
製造マネジメントの記事ランキング
コーナーリンク