輸入車初のEVとなる「スマート電気自動車」。国内では2012年内にも販売が始まる。価格帯は三菱自動車の「i-MiEV」と同じ実質200万円台だ。
メルセデス・ベンツ日本は2012年2月22日、2人乗りのEV「スマート電気自動車」の実質的な価格が200万円台であると明らかにした(図1)。2012年夏に正式な出荷時期と価格を決定する。
実質200万円台という価格の意味は、EVの用途などが競合する「三菱自動車の『i-MiEV』などと、戦うために必要だ」(同社)*1)。
*1) エコカー補助金適用後の「i-MiEV」の実質価格は188万円からである。
なお、同社は「柏の葉キャンパス地域」(千葉県柏市)で、柏の葉キャンパスシティITコンソーシアムが実施中のマルチ交通シェアリングサービスの社会実験(関連記事:EVや自転車を使って都市交通を改善、東大と柏市などが社会実験を開始)に協力している。2012年2月14日から、EVである「smart fortwo electric drive」(1台)と「smart fortwo mbd」(3台)を使った一般試乗プログラムを開始した。登録手数料1575円と15分当たり300円の利用料金を支払うことで最大2時間、試乗できる(図2)。
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