ユビキタスは、Linux/Androidシステムの高速起動ソリューション「Ubiquitous QuickBoot」の最新版の提供を開始。圧縮機能や差分アップデート機能の強化により、広範の組み込み機器で導入しやすくなったという。
ユビキタスは2011年10月19日、Linux/Androidシステムの高速起動ソリューション「Ubiquitous QuickBoot(以下、QuickBoot)」の最新SDK「Ubiquitous QuickBoot Release 1.2(以下、QuickBoot R1.2)」の提供を開始した。
QuickBootは、同社が独自開発したシステム高速起動技術のソフトウェア製品だ。アプリケーション側で使用しているメモリ量に依存せず、電源オフの状態から数秒でシステムを高速起動できるのが特長だ。高機能・多機能化に伴うシステムサイズの増大により、Linux/Androidベースの組み込み機器の起動は遅くなる傾向にあるが、同SDKをシステムに組み込むことで、その問題を解消。ユーザーの利便性の向上や待機電力の低減など、付加価値の高い製品を実現可能にするとしている。2010年3月の発売以降、既に幾つかの量産製品での採用も決定しているとのことだ。
Ubiquitous QuickBoot DEMO
最新のQuickBoot R1.2では、「スナップショットイメージの圧縮機能」や「差分アップデート機能」によって、より広範囲の組み込み機器に導入しやすくなったという。以下に主な機能強化ポイントを列挙する。
なお、同社は2011年11月16~18日の3日間、パシフィコ横浜で開催される「Embedded Technology 2011/組込み総合技術展(以下、ET2011)」に出展し、QuickBoot R1.2を使用したデモを行う予定だという。
会期 | 2011年11月16日(水)~18日(金) |
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時間 | 10:00~17:00(17日(木)は18:00に終了) |
会場 | パシフィコ横浜 |
ユビキタス・ブースNo. | E-35 |
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