4つの角R3は「4-R3」でファイナルアンサー?:演習系山田式 機械製図のウソ・ホント(4)(2/2 ページ)
[山田学 ラブノーツ/六自由度技術士事務所,@IT MONOist]
【問題3】の結果はいかがでしたか? 次回も引き続き、寸法記入についてのウソ・ホントを解説していきます。今回の宿題も、“寸法記入についてのウソ・ホント”です。
問題3:画像をクリックすると拡大します
この部品は板金を加工して製作します。寸法記入上でどこが誤っているのか指摘してください。“基準”という言葉を意識して考えてみましょう。
※本部品は製図の解説用に作ったものであり、実際に機能する部品ではありません。
豆知識:寸法線の豆知識
- 対象物の機能上必要な寸法(機能寸法)は必ず記入する
- 寸法はなるべく主投影図(正面図)に集中させる
- 必要に応じて関連する点、線または面を基にして記入する
- 寸法は重複記入を避ける
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次回は、問題4の解答解説と幾何公差の作法について課題を出す予定です。(次回に続く)
山田 学(やまだ まなぶ)
1963年生まれ。ラブノーツ代表取締役、技術士(機械部門)。カヤバ工業(現、KYB)自動車技術研究所で電動パワーステアリングの研究開発、グローリー工業(現、グローリー)設計部で銀行向け紙幣処理機の設計などに従事。兵庫県技能検定委員として技能検定(機械プラント製図)の検定試験運営、指導、採点にも携わる。2006年4月、技術者教育専門の六自由度技術士事務所を設立。2007年1月、ラブノーツを設立し、会社法人(株式会社)として技術者教育を行っている。著書に『図面って、どない描くねん!』『読んで調べる 設計製図リストブック』(共に日刊工業新聞社刊)など。
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