IoTデバイスのセキュリティ強化に向け、開発プラットフォームを採用:組み込み採用事例
米Synopsysは、ビデオ監視システム大手の中国Dahua Technologyが、IoTデバイスとソリューションのセキュリティ強化に向けて、シノプシスの「ソフトウェア・インテグリティ・プラットフォーム」を採用したと発表した。
米Synopsys(シノプシス)は2017年6月15日、ビデオ監視システム大手の中国Dahua Technology(Dahua)が、IoT(モノのインターネット)デバイスとソリューションのセキュリティ強化に向けて、シノプシスの「ソフトウェア・インテグリティ・プラットフォーム」を採用したと発表した。
同プラットフォームは、さまざまな解析/テスト自動化技術を搭載した包括的な開発基盤で、ソフトウェアの質とセキュリティ向上のためのソリューションやサービスを提供する。ソフトウェア開発プロセスにシームレスに組み込むことができ、開発者は、品質に影響する欠陥やセキュリティの脆弱性、コンプライアンス上の問題点などを初期段階で検知/修正し、対策を施すことができる。
Dahuaでは、スタティック解析、ファジングテスト、ソフトウェアコンポジション解析など各種のシノプシスツールを活用している。そのため、セキュリティ対策を開発工程に組み込み、ソフトウェアに起因するビジネスリスクを最小化できるとしている。
またDahuaは、ソフトウェアセキュリティを構築する取り組み「BSIMM(Building Security in Maturity Model)」のコミュニティーにも参加しており、同社のソフトウェアセキュリティ対策に対して、客観的な見解を提供するBSIMM査定を受ける予定だ。その査定結果を受けて、自社のソフトウェアセキュリティ対策に対する測定基準を設定し、製品のセキュリティと品質を向上させるためのガイドラインとしていくという。
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