「廃棄される牛」に再び光を 仕入れコスト3分の1で黒毛和牛を提供可能に 社長が語った“苦い記憶”とは
複数回の出産を経験した牛は、低価格なペットフードに加工されるか、廃棄される運命にある……。そうした牛を再肥育して価値を高め、日本の食卓にきちんと届ける取り組みを、北海道の外食チェーンHIR(札幌市)が実施している。(2025/2/27)
研究開発の最前線:
有機材料のみの太陽電池で従来の2倍以上の光電変換効率を達成
金沢大学らは、有機材料だけで太陽電池を作製し、光電変換効率を従来の2倍以上に高めることに成功した。従来は困難だった場所にも導入できて、容易に廃棄可能な全有機太陽電池の実装化を目指す。(2025/2/27)
サーキュラーエコノミー:
建設混合廃棄物の「ふるい下残さ」をソイルモルタルに活用
大成建設と光洲産業は、建設混合廃棄物の中間処理過程で発生する「ふるい下残さ」をソイルモルタルの母材として利用する技術を確立した。(2025/2/25)
メルカリで“電車の落とし物”をテスト販売 保管期間を過ぎた廃棄分を再利用 傘や洋服など出品中
メルカリは、保管期間を過ぎた電車などの落とし物を販売する実証実験を始めた。(2025/2/20)
「にじさんじ」運営、所属していたVtuber宛のファンレターを誤廃棄 再度募集へ
VTuberグループ「にじさんじ」を運営するANYCOLORは、同社に過去所属していたVTuber「鈴谷アキ」さんへのファンレターの一部を誤って廃棄したと発表した。(2025/2/12)
そうはならんやろ 廃棄予定の厚紙→“まさか過ぎる姿”に大変身 信じられない技術に「ビフォーアフターが凄すぎ」「劇的」
とんでもない技術力。(2025/2/11)
ボロボロなブーツを職人が修理したら…… とんでもない姿に変貌したレッドウイングに反響「靴ってやっぱり……」
廃棄を考えるレベルのボロボロっぷりからの再生。(2025/2/5)
サーキュラーエコノミー:
粗骨材に回収骨材100%使用、施工中の建設現場に約300m3打設 西松建設
西松建設は、生コン工場で発生する回収骨材を粗骨材として100%使用したコンクリートを、施工中の建設現場に適用した。捨てコンクリートとして約300立方メートルを打設し、廃棄予定の粗骨材を約270トン再利用した。(2025/1/30)
スマートコンストラクション:
能登半島地震の災害廃棄物処理にICT活用、種類と量を推定 奥村組
奥村組は石川県珠洲市と輪島市の災害廃棄物仮置場で、ICTを活用した災害廃棄物の分類/体積の算出に関する実証実験を行い、有効性を確認した。(2025/1/27)
サーキュラーエコノミー:
清水建設が廃棄する作業用ユニフォームを土壌改良材に再資源化、CO2排出量8割減
清水建設は不要になった作業用ユニフォームを炭化し、土壌改良材として再資源化する取り組みを開始した。廃棄に伴うCO2発生量を焼却処分と比較して約80%削減できるという。第一弾として作業用ユニフォームのデザイン/機能刷新に伴う約14万着、累計60トンの再資源化に取り組む。(2025/1/21)
燃やせるエコな容器、ナチュラルローソンで導入 プラ使用量やCO2排出量を削減
ローソンは1月21日、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県のナチュラルローソン134店舗において、国産の石灰石(炭酸カルシウム)が主成分の容器を使用した「1食分の野菜が摂れる麻婆茄子丼(五穀ご飯)」(599円)を発売する。容器1つ当たりでプラスチック使用量を約30%、廃棄時のCO2排出量は約35%削減できるという。(2025/1/20)
リサイクルニュース:
東港金属が第七ヤードで容器包装プラなどのリサイクルをスタート
東港金属は、本社に隣接する京浜島工場(東京都大田区)に新設した第七ヤードで、一般廃棄物(容器包装プラスチックおよび製品プラスチック)のリサイクル処理を開始する。(2025/1/15)
太陽光パネル大量廃棄2030年問題に挑む 強力接着剤を分離、再利用可能にする装置開発
太陽光や風力などの再生可能エネルギーの利用が進む中、寿命を迎える太陽光発電用ソーラーパネルの大量廃棄問題が懸念されている。パネルは製造の際に強力な接着剤を使っているため、分別解体が難しいが、環境負荷の少ない熱分解方式を用い、部材の再利用を可能にする処理装置の開発に、岡山県新見市の「新見ソーラーカンパニー」が成功。(2025/1/10)
太陽光パネル大量廃棄2030年問題に挑む 強力接着剤を分離、再利用可能にする装置開発
太陽光や風力などの再生可能エネルギーの利用が進む中、寿命を迎える太陽光発電用ソーラーパネルの大量廃棄問題が懸念されている。(2025/1/10)
今年のクリスマスケーキは売れ残りが少なく、なぜ?
売れ残ったケーキやチキンなどの食品ロスが注目されるクリスマス。食品ロスの削減に取り組むスタートアップ(新興企業)は、25日が平日だったこともあり、今年はイベントは控え目で、ケーキ店も生産数を抑えており、食品廃棄も減少するとみている。(2024/12/26)
約700のドメインを利用組織ごとで運用、廃棄ルールは形骸化:
NTTドコモのドメイン名オークション出品事例を教訓に考える“ドメイン終活”の在り方
近年、利用してきたドメイン名を廃止したところ、第三者に悪用されるというケースが複数報告されている。2024年11月に開催された「JPAAWG 7th General Meeting」では、NTTドコモの三浦未来氏と日本DNSオペレーターズグループ/NTTコミュニケーションズの髙田美紀氏が登壇。利用を終えたドメイン名の廃棄などライフサイクル管理をテーマに講演した。(2024/12/25)
脱炭素:
サトーHD、廃棄物の再生資源化プロセスを可視化する追跡システム構築
サトーホールディングスとナカダイホールディングスは、廃棄物の再生資源過程のデジタルデータを蓄積できるシステムを構築した。一連の工程を可視化して管理できるため、より信頼性の高い再生材の取得が期待できる。(2024/12/17)
有害な廃棄物を資源に変える窒素循環技術(11):
少ないアンモニアを集めて資源にする膜技術
カーボンニュートラル、マイクロプラスチックに続く環境課題として注目を集めつつある窒素廃棄物排出の管理(窒素管理)、その解決を目指す窒素循環技術の開発を概説しています。今回は水中の希薄なアンモニアを濃縮し、資源化する膜技術を紹介します。(2024/12/20)
デザインの力:
「James Dyson Award 2024」が国際最優秀賞2組を選出
「James Dyson Award 2024」が国際最優秀賞2組を選出した。受賞したのは、化学療法患者のための脱毛防止装置と、望む場所に着地させて回収を容易にし、装置の廃棄を削減するサステナブルな気象観測気球だ。(2024/11/28)
第6回「太陽光発電設備リサイクル制度小委」:
太陽光パネルのリサイクル制度、費用は製造業者や輸入業者も負担する方針に
将来、廃棄される太陽光パネルが大量に発生することに備え、急ピッチで検討が進んでいるリサイクル制度。直近の検討会では、リサイクルの主体やその費用負担者などについて、制度の骨格が示された。(2024/11/26)
「ビューカード」申し込んだ人との通話データ入りSDカード20枚紛失
ビューカードを申し込んだ人との通話録音を保存したSDカード20枚が紛失。電話機に装着した録音機を廃棄する手続き中になくしたという。(2024/11/25)
電子ブックレット(素材/化学):
有害な廃棄物を資源に変える窒素循環技術まとめ(第6回〜10回)
MONOistに掲載した主要な記事を、読みやすいPDF形式の電子ブックレットに再編集した「エンジニア電子ブックレット」。今回は、MONOistの連載記事「有害な廃棄物を資源に変える窒素循環技術」の第6回〜10回をまとめたものをお送りします。(2024/11/21)
ドール、食品ロス削減へ 廃棄品をユニーク活用 バーベキューにバナナの炭はいかが
青果物販売のドールは、廃棄されてきた規格外のバナナを炭として商品化する取り組みを始めた。その名も「バナナ炭」で、木炭よりも火がつきやすいのが特長だという。(2024/11/18)
リサイクルニュース:
JFEエンジニアリングらが廃棄物ケミカルリサイクル技術の小型実証設備を建設
JFEエンジニアリングとJ&T環境は、JFEスチール東日本製鉄所(千葉市中央区)の敷地内で廃棄物ケミカルリサイクル技術の小型実証設備を建設する。(2024/11/8)
しまむら、衣料品回収を200店舗で実施 購入後衣料品の「廃棄ゼロ」を目指す
しまむらは、購入後に不要となった衣料品の「廃棄ゼロ」を目指し、衣料品回収をしまむらグループ200店舗で実施する。(2024/11/7)
「太陽光発電設備リサイクル制度小委員会」(第2〜4回):
太陽光発電設備のリサイクル義務化へ――制度設計の最新検討状況
国内で大量導入が進んだ太陽光発電。将来発生する廃棄設備のリユース・リサイクルの仕組み作りが喫緊の課題となっている。本稿ではその制度設計を目的に設置された「太陽光発電設備リサイクル制度小委員会」の第2〜4回で検討された内容についてまとめた。(2024/11/7)
卵の殻を再利用して「たまごっち」 バンダイ、環境配慮しプラスチック使用量を削減へ
「本物の卵で『たまごっち』を作れたら面白いんじゃない」。「たまごっち」は液晶画面上でペットを育てるバンダイの携帯型ゲーム。1996年に発売し、全世界でシリーズ累計9400万個以上を出荷(3月時点)するヒット商品だ。そのたまごっちを廃棄される卵の殻を再利用した素材で作るというサステナブル(持続可能)な発想は、社内のアイデア会議から生まれた。(2024/10/21)
複合機やプリンター向けに再生:
MLCC製造で用いた使用済みPETフィルムを「部品に転用」
京セラドキュメントソリューションズは、京セラが積層セラミックチップコンデンサー(MLCC)の製造工程で用いた廃棄予定のPETフィルムを、複合機やプリンターの部品にアップサイクルするための技術を確立した。(2024/10/21)
リサイクルニュース:
化学強化廃棄塩を肥料原料としてリサイクルすることに成功
AGCディスプレイグラス米沢とユーグレナは、車載ディスプレイ用カバーガラスの化学強化工程で発生する廃棄塩を、肥料原料としてリサイクルすることに日本で初めて成功した。(2024/10/18)
有害な廃棄物を資源に変える窒素循環技術(10):
廃水中の窒素化合物をアンモニアに変える技術
カーボンニュートラル、マイクロプラスチックに続く環境課題として注目を集めつつある窒素廃棄物排出の管理(窒素管理)、その解決を目指す窒素循環技術の開発を概説しています。今回は廃水中の窒素化合物をアンモニアに変換する技術を紹介します。(2024/10/10)
ココイチ初の環境配慮型店舗オープン 廃棄する生ごみがゼロ
カレーハウスCoCo壱番屋を運営する壱番屋(愛知県一宮市)は10月7日、金沢小坂店(金沢市)を移転オープンした。カレーハウスCoCo壱番屋業態で初となる、環境に配慮した店舗だ。(2024/10/9)
第1回「太陽光発電設備リサイクル制度小委員会」合同会議:
太陽光発電設備の「義務的リサイクル制度」、創設に向けた検討を開始
国内で導入が広がった太陽光発電。将来、大量に発生する廃棄設備の適切なリユース・リサイクルの実現が大きな課題となっている。そこで環境省や経産省では新たな委員会を設置し、実効性のある適切なリサイクル制度の創出に向けた検討を開始した。(2024/9/20)
EUの新規制、アパレルの「売れ残り廃棄」を禁止 衣類からタイヤまでほぼ全商品を対象にサステナブルを強制
EUでサステナビリティに関する新たな規制が施行された。衣類からタイヤまでEU域内で流通するほぼ全商品が対象となる。アパレル領域では「売れ残り廃棄」が禁止される。どのような規制なのか?(2024/9/20)
リサイクルニュース:
廃インキを石炭代替燃料にリサイクルする実証実験をスタート
サカタインクスは、産業廃棄物処理業を展開するダイセキと共同で廃インキなどをリサイクルする実証実験を開始した。(2024/9/4)
リサイクルニュース:
家電や玩具の廃プラ再利用に向けた共同研究を開始、おもちゃショーで需要調査
三菱電機とカワダは、三菱電機グループの家電リサイクル事業で長年培ってきたプラスチック高度選別技術を活用し、家庭などから廃棄されるプラスチックの回収/リサイクルの推進に向けた共同研究を開始した。(2024/8/27)
ロボット:
大成ロテック、合材工場に廃棄物選別ロボットを導入
大成ロテックは、アスファルト合材の供給と建設廃材の中間処理を担う「東京青海合材工場」に、FUJIの廃棄物選別ロボットを導入する。(2024/8/8)
Gartner Insights Pickup(362):
エンドユーザーコンピューティングの持続可能性を高める6つの取り組み
ほとんどの企業において、ユーザー端末はIT関連の温室効果ガス排出量および廃棄物量のかなりの部分を占めている。しかし多くのIT担当部署は、端末のライフサイクル管理が自社におけるITの持続可能性の最適化に大きな影響を与えることに気づいていない。(2024/8/2)
材料技術:
カーボンナノチューブ向けに植物由来材料を使った水系分散剤を発売
星和電機は、カーボンナノチューブ向けの水系分散剤「SGX01」の販売を開始する。高い分散性があり、また廃棄植物などを活用した材料を使用するため、環境にも優しい設計となっている。(2024/7/31)
メカ設計ニュース:
使わない金型、廃棄できない金型の長期保管に困ったら「金型ロッカー」へ
日本成型産業は、金型等重量物専用レンタルスペース「金型ロッカー」事業を開始した。金型などの重量物を保管できる屋内型レンタルスペースで、金型メーカー、所有企業向けに展開する。(2024/7/29)
3Dプリンタニュース:
3Dプリンタ活用で生産時の廃棄物を削減、フットウェアブランドが新たな提案
シックスティーパーセントは、3Dプリンティング技術を活用したフットウェアブランド「ALIVEFORM」の製品を、オンラインセレクトストア「60%」で販売する。3Dプリンタを用いることで、生産廃棄物を最小限に抑えている。(2024/7/12)
廃棄予定のボロボロテーブル→高収納オシャレな“まるで新品”にリメイク 驚きのビフォアフに「プロ級」「かわいすぎる!」
ワクワクするテーブル!(2024/7/5)
屋上緑化:
屋上緑化システムにリユース材活用、自然に土に還る飛散養生材に 東急建設など
東急建設と東急リニューアルは、従来廃棄されていたコーヒー豆の運搬などに使用される麻袋を活用した「リユース屋上緑化システム」を共同開発した。(2024/7/1)
リサイクルニュース:
廃棄物処理を可視化する資源循環プラットフォームの提供をスタート
伊藤忠テクノソリューションズは、廃棄物処理を可視化する資源循環プラットフォーム「StateEco(ステートエコ)」の提供を2024年6月27日に開始した。(2024/7/1)
電子ブックレット(素材/化学):
有害な廃棄物を資源に変える窒素循環技術まとめ(第1回〜5回)
MONOistに掲載した主要な記事を、読みやすいPDF形式の電子ブックレットに再編集した「エンジニア電子ブックレット」。今回は、MONOistの連載記事「有害な廃棄物を資源に変える窒素循環技術」の第1回〜5回をまとめたものをお送りします。(2024/7/1)
「想定以上の手ごたえ」 イオンリテールが「値引き」をAIに任せて分かった意外なこと
イオンリテールは、AIが値引き率を決めるシステム「AIカカク」の導入を進めている。これまで従業員の経験や勘に頼っていた値引き業務をAIに任せることで、業務効率化や商品の廃棄率低減を狙った取り組みだ。実際に導入した店舗では、従業員の心理的な負担軽減にもつながっているという。(2024/6/28)
プロダクトInsights:
イオンリテール、通常廃棄される「アカエイ」のメンチカツ発売 福島県産応援と食品ロス削減の一環
イオンリテールは6月21日から6月23日の3日間、「イオン」「イオンスタイル」などの約350店舗で、福島県産の未利用魚「アカエイ」を使用したメンチカツを発売する。食品ロスの削減と、福島県産水産物の消費拡大に向けた取り組み。(2024/6/21)
プロダクトInsights:
東レ、余ったナイロンを傘に再利用 アップサイクル事業参入で廃棄物削減を目指す
東レインターナショナル(東京都中央区)はアップサイクルブランド「TSUTSU(ツツ)」を立ち上げ、6月13日に第1弾商品「TSUTSU The Umbrella 621」を発表した。東レインターナショナルの製造工程や流通段階では、衣料用ナイロン6の余剰生地(ロス)が発生してしまう。こうした余剰生地をTSUTSUの商品に使用し、廃棄物を削減する狙いだ。(2024/6/17)
委託先が私物HDD使用、データ削除せず廃棄 「プレミアムバンダイ」顧客情報漏えいの可能性
通販サイト「プレミアムバンダイ」を運営するBANDAI SPIRITSは、業務委託先が保存していた会員の個人情報が漏えいした可能性があると発表した。(2024/6/14)
製造業DXプロセス別解説(11):
今こそモノづくりにおいて「MOTTAINAI」精神を呼び覚まそう
製造業のバリューチェーンを10のプロセスに分け、DXを進める上で起こりがちな課題と解決へのアプローチを紹介する本連載。第11回は、製造業の次なるビジネスの競争力の創出と新たな収益源となり得る「廃棄/売却・二次利用」について解説する。(2024/6/10)
素材/化学メルマガ 編集後記:
OECD非加盟諸国への日本のプラスチック廃棄物輸出量が米国を超えたワケ
今回はテラサイクルジャパン 代表 アジア太平洋統括責任者のエリック・カワバタ氏が説明した「世界の廃棄物問題と日本のリサイクルの現状」について紹介します。(2024/6/7)
にわかに地球規模のトピックとなった新型コロナウイルス。健康被害も心配だが、全国規模での臨時休校、マスクやトイレットペーパーの品薄など市民の日常生活への影響も大きくなっている。これに対し企業からの支援策の発表も相次いでいるが、特に今回は子供向けのコンテンツの無料提供の動きが顕著なようだ。一方産業面では、観光や小売、飲食業等が特に大きな影響を受けている。通常の企業運営においても面会や通勤の場がリスク視され、サーモグラフィやWeb会議ツールの活用、テレワークの実現などテクノロジーによるリスク回避策への注目が高まっている。