HPCシステムズは、欧米、アジアなど6地域の規格に標準構成で適合した画像検査装置向け産業用コンピュータ「IPC-R670EM-SC-REG」シリーズを発売した。個別開発や規格適合に要していた期間と費用を大幅に削減できる。
HPCシステムズは2026年8月6日、欧米、アジアなど6地域の規格に標準構成で適合した画像検査装置向け産業用コンピュータ「IPC-R670EM-SC-REG」シリーズを発売した。
同シリーズは、米国およびカナダ(UL)、米国(FCC)、欧州(CE)、中国(CCC)、台湾(BSMI)、韓国(KC)など、6地域の安全、EMC規格に適合した標準機となる。これまで産業用コンピュータは個別開発と規格適合に約9〜12カ月かかっていたが、標準品の調達リードタイムだけでグローバル市場向けの装置組み込みが可能になり、開発期間とコストを大幅に削減する。ただし、規格適合は組み込み用コンピュータ単体が対象で、装置全体の認証は別途必要となる。
プロセッサは第14世代インテル Core i7-14700、Core i5-14500、Core i3-14100を、チップセットは2030年まで長期供給を保証するインテルQ670Eを搭載する。メモリはDDR5-5600 nECC U-DIMMを採用しており、標準で32Gbyt、4スロットの使用で最大128Gbytまで対応する。また、CPU直結のPCIe 5.0×16スロットを2基備えるため、フレームグラバーボードとGPUを帯域干渉なしで同時に搭載できる。さらに、PCIe 4.0×4スロットを2基、2.5GbE LANポートを2基備える。
外形寸法は136×360×356mmで、重量は約9kg。電源はニプロン製の産業用電源(310W連続、400Wピーク)、冷却ファン(4つ)は山洋電気製を採用した。
半導体や電子部品の画像検査装置を世界市場で展開する際は、組み込み部品の安全証明が強く求められる。同社は、標準品として事前適合を完了させた同シリーズを提供することで、国内装置メーカーの認証コスト負担を軽減し、グローバル展開の迅速化に貢献する。
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