韓国発のフィジカルAIスタートアップRLWRLD(リアルワールド)の日本法人は、事業概要とフィジカルAIの動向について説明した。同社は5本指ハンドを活用した自動化に注力し、日本のさまざまな企業と共同で取り組みを進めている。
韓国発フィジカルAI(人工知能)スタートアップRLWRLD(リアルワールド)の日本法人は2026年8月17日、東京都内で会見を開き、事業概要とフィジカルAIの動向について説明した。
2024年に韓国で創業したリアルワールドは、現在は米国に本社を置き、韓国と日本に拠点を構えて事業を展開している。2026年6月にはNVIDIAとのパートナーシップを発表し、フィジカルAIのグローバル標準の構築を進めている。リアルワールド 日本代表取締役のイ・フン氏は「フィジカルAIを活用して日本における人手不足の課題を解決したい。そのために、さまざまな自動化の領域がある中、5本指ハンドの自動化に集中している」と語る。
同社は視覚情報だけではなく、触覚や力加減を感知する「フィジカルセンシングモジュール」に関する技術で強みを持っており、製品を適度な力加減でピッキングしたり、5本指ハンドを器用に操作して製品の箱詰め作業を実施したりするなどの動作を実行可能だ。さらに、開発したロボット基盤モデルをさまざまなハードウェアに適用できる「クロスエンボディメント」技術を有している。2026年5月には独自開発したロボティクス基盤モデルである「RLDX-1(リアルデックス)」を活用したデモンストレーションを披露した。
また、リアルワールドはさまざまな日本企業や組織と共同でプロジェクトを推進しており、それぞれの環境に合った専用モデルを作成することで自動化の取り組みの推進に貢献している。イ氏は「千葉県の物流倉庫における自動化プロジェクトや半導体装置メーカー、コンビニ、自動車メーカー、航空会社などと取り組みを進めてきた。また、さまざまなPoC(概念実証)の開始を検討している」と話す。
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