データベースに登録したデータを抽出する場合は、SELECT文を使用します(図6)。
SELECT文を使ってデータを抽出します。
SELECT * FROM Product;
実行結果 1|ブルゴーニュ ピノノワール|img1.png|2022|ドメーヌ・ヤマモト|5000|10 2|ブルゴーニュ ピノノワール|img2.png|2023|ドメーヌ・スズキ|10000|20 3|ブルゴーニュ シャルドネ|img3.png|2021|ドメーヌ・ヤマダ|4300|4 4|ブルゴーニュ シャルドネ|img4.png|2021|ドメーヌ・ササキ|3670|8
Pythonでは、以下のように記述します。
import sqlite3
# データベースへ接続
with sqlite3.connect("EC_Database.db") as conn:
cursor = conn.cursor()
# SELECT文を実行
cursor.execute("SELECT * FROM Product")
# 抽出結果をすべて取得(リスト形式)
rows = cursor.fetchall()
# 取得したデータをループ処理で1件ずつ表示
for row in rows:
print(row)
実行結果: (1, 'ブルゴーニュ ピノノワール', 'img1.png', 2022, 'ドメーヌ・ヤマモト', 5000, 10) (2, 'ブルゴーニュ ピノノワール', 'img2.png', 2023, 'ドメーヌ・スズキ', 10000, 20) (3, 'ブルゴーニュ シャルドネ', 'img3.png', 2021, 'ドメーヌ・ヤマダ', 4300, 4) (4, 'ブルゴーニュ シャルドネ', 'img4.png', 2021, 'ドメーヌ・ササキ', 3670, 8)
Pythonプログラムの解説を下記に示します。
今回は、Pythonを使用して、データベースの作成/操作を解説しました。
実際のアプリでは、ユーザー操作や処理内容に応じてSQLを実行し、データを読み書きします。今回のお題を通じて、プログラムを使って、具体的にSQLを実行するイメージができたと思います。
なお、今回の記事ではPythonの言語仕様の詳細は省いています。もし、興味があれば、生成AIを活用してコードを生成し、ご自身の環境で実行すると理解が深まるでしょう。
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人間環境大学 環境情報学科 教授(工学博士)
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