ソフトウェア開発の全工程を学ぶ新シリーズ「イチから全部作ってみよう」。第31回は、SQLの操作方法の解説をもう一歩進めた上で、実際にワインの商品データベースを作ってみる。
山浦恒央の“くみこみ”な話の連載第170回から、入門者をターゲットとして、「イチから全部作ってみよう」というシリーズを始めました。このシリーズでは、多岐にわたるソフトウェア開発の最初から最後まで、すなわち、要求仕様の定義、設計書の作成、コーディング、デバッグ、テスト、保守までの「開発フェーズ」の全プロセスを具体的に理解、経験することを目的にしています。
興味がある方は、連載第170回からのバックナンバーをご覧ください。
前回から、データベースの基本概要に続く形でテーマをSQLに移し、データベースの操作方法について解説しています。
特に前回は、簡易版のSQLであるSQLiteの環境を構築し、以下の3つの基本操作についてまとめました。
これら3つの操作から、テーブルという空の箱を用意し、商品データを入れ、データを確認するという一連の流れを確認できましたね。現状は、以下までできています(第1行目は、商品IDが「1」、商品名が「シャトーマルゴー」、ビンテージが「1999年」、価格が「30,000円」、在庫が「5本」であることを意味しています)。
1|シャトーマルゴー|1999|30000|5 2|ミラヴァル|2010|5000|7
今回は、話をもう一歩進めます。
前回のSELECT文の説明では、テーブルにある全てのデータを抽出していました。
SELECT * FROM Product;
実行結果: 1|シャトーマルゴー|1999|30000|5 2|ミラヴァル|2010|5000|7
これでも、必要なデータは取得できますが、「WHERE句」を使うことで、抽出する対象を絞れます。
例えば、商品IDが1のデータだけを抽出する場合は、次のように記述します。
SELECT * FROM Product WHERE id = 1;
実行すると、id=1のレコードのみを表示できます。
1|シャトーマルゴー|1999|30000|5
このように「WHERE カラム名 = 値」とすることで対象を絞り込めます。これは、SELECTやこの後で紹介するUPDATE、DELETEに応用可能です。なお、WHEREでは、「>」「<」「>=」「<=」「<>」などの条件も別途指定できます。
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