故障影響は、「その故障が起きたときに何が困るか」を示します。
例えば、
などです。
ここでのポイントは、ユーザー視点で影響を考えることです。
例えば「摩耗」自体は問題ではなく、
という状態が問題です。
FMEAでは原因も記載します。
例えば、
などです。
ここでのポイントは、現象の原因を大まかに把握することです。FMEAでは、原因を完全に特定するというよりも、どこに設計上の問題がありそうか、その方向性を整理します。
FMEAの核心は評価です。評価では、S(Severity:重大度)、O(Occurrence:発生頻度)、D(Detection:検出性)を用います。
「RPN(Risk Priority Number)」は、RPN=S×O×Dで算出されます。一般的に、RPNが高いほど優先して検討すべきリスクであると考えます。
例えば、
と計算され、この値により、どの故障から対策を考えるべきかの目安が分かります。
ただし、RPNはあくまで目安です。実務では、
という順で判断します。つまりFMEAは、原因を完全に特定するものではなく、原因の方向性を示すものといえます。
FMEAにおける対策は、「すぐに設計変更する」ためのものではなく、検討方向を示すものです。
例えば、
といった対策が考えられます。
この段階では、本当に効果があるか、どの程度改善するかまでは確定していません。まずは対策の方向性を整理し、その後の設計検討や検証につなげることが重要です。
FMEAは、
ためのツールです。
つまり、「どこが危ないか」を可視化するものです。
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