大同特殊鋼は赤外および赤色の高出力点光源LED素子と、同素子を封止したSMDを開発した。赤外は従来比約3倍、赤色は約1.5倍の光出力を達成し、協働ロボットや半導体製造装置などのセンシング性能向上に貢献する。
大同特殊鋼は2026年3月30日、赤外および赤色の高出力点光源LED素子と、同素子を封止した表面実装デバイス(SMD)を開発したと発表した。赤外点光源LEDおよびSMDは同年4月からサンプル供給を開始し、赤色点光源LEDおよびSMDは同月から販売を開始する。
新製品は、協働ロボットやAGV(無人搬送車)、AMR(自律走行型搬送ロボット)が衝突を回避する上で重要となる、高精度センシングが可能だ。センシングに使用される距離検出用の光電センサーは、物体に当たって跳ね返ってきた光がセンサーのどこに届くかによって距離を測るが、光が広がる面発光LEDと比較して、点光源LEDは広がりを抑えた光が受光素子に届くため、高精度な位置検出が可能になる。
今回開発した赤外点光源LED素子「MED9P2」は発光波長が940nm(発光窓径Φ150μm)で、同社従来品「MED8P54」の約3倍の光出力を誇る。また、赤色点光源LED素子「MED7P25」は発光波長650nm(同Φ170μm)で、同社従来品「MED7P14C」の約1.5倍の光を出力できる。
また、SMDタイプは、これらの高出力素子を1.6×0.8×0.7mmの小型パッケージに透明樹脂で封入したものだ。これにより、基板上の狭小スペースへの実装を可能にし、デバイス設計の自由度を向上させる。赤外モデル「MED9P2-SMF-5」と赤色モデル「MED7P25-SMF-5」を展開し、多様なセンサー用途に対応する。
主な用途として、協働ロボットやAGV、AMR、半導体製造装置、光電および測距センサー、LED-LiDARなどを想定している。
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