Skillnote、上司/部下間のフィードバックを円滑にする「個人カルテ」を提供へ製造ITニュース

Skillnoteは、同社が提供する「Skillnote スキルマネジメント」に従業員の育成や成長に関わる情報を直感的に把握できる「個人カルテ」機能を追加したと発表した。

» 2026年04月07日 07時30分 公開
[坪田澪樹MONOist]

 Skillnoteは2026年4月3日、同社が提供する「Skillnote スキルマネジメント」に、従業員の育成や成長に関わる情報を直感的に把握できる「個人カルテ」機能を追加したと発表した。同機能は有償オプションとして同月2日から提供を開始している。なお、組織の人材構成を職種や職務ごとの習熟度ごとに可視化する「キャリアマップ」機能を同年6月以降に提供予定だ。

 個人カルテを活用することで、従業員が積み重ねてきたスキルや経験といった情報を簡単かつ直感的に把握できるようにし、管理職が従業員の主体的な成長のために具体的なサポートが可能な環境を構築できる。一方、キャリアマップは組織や職場の従業員別に、職種や職務単位での習熟度を明らかにして、計画的な育成や業務へのアサインの判断に活用可能だ。Skillnoteは両機能を提供することで、従業員のスキルや経験などのスキルデータを根拠としたキャリア形成支援と、戦略的な人材活用を支援していく。

 個人カルテは、従業員ごとの保有スキルや目指すキャリアに対する現在地や目標設定、評価を管理する目標シート、これまでの業務履歴といった情報にワンクリックでアクセスできる。これにより、個人面談や目標設定/評価時に管理職と従業員で現状を簡単に把握可能だ。異動する従業員のスキルや経験についてもデータとして確実に引き継げるため、他部署での従業員のスムーズな立ち上がりを早期に実現できる。

 また、製造業の技術/技能部門では、業務に必要なスキルや従業員が保有するスキルが多岐にわたり、その数は100種類を超えることもある。そのため、どのスキルを伸ばすべきか直感的に把握することが困難であった。この課題を解決するために、レーダーチャートにより各スキルの習熟度を1カ所に集めて可視化できるようにした。管理職と従業員は同じ画面を見ながら、次のどの能力を伸ばすべきかという議論を同じ目線で実施できる。

 なお、管理職や従業員本人、育成担当者などによって個人カルテの閲覧権限を柔軟に設定できる。そのため、セキュリティと利便性を両立し、組織の運用ポリシーに合わせた運用が可能だ。

個人カルテのレーダーチャート画面[クリックして拡大] 出所:Skillnote

 2026年6月以降に提供予定のキャリアマップ機能は、職種や職務ごとに「初級」「中級」「上級」「エキスパート」といったステップアップや、段階ごとに求められるスキルや資格、経験などの要件を設定できる。これにより、従業員がどの要件をどの程度満たしているかを組織全体で一覧化して把握可能で、複数資料の照合や個別確認といった煩雑な作業を省くことができる。

 同機能を活用することで従業員の成長に必要なスキルや資格、教育内容の取得率を表示して客観的に確認でき、上司の経験や感覚に頼りがちであった従業員の成長/能力管理を支援できる。また、1人の従業員が複数の職種や職務に関わるケースでも、職種や職務をまたいで一括で管理可能だ。

キャリアマップ機能の表示イメージ[クリックして拡大] 出所:Skillnote

 育成管理の現場では紙やExcel、上司の記憶に頼った属人的な運用が続いている企業が多い。製造業全体でDX(デジタルトランスフォーメーション)が加速する中で、育成管理だけがデジタル化が遅れているという状況は経営課題にもつながる。このような背景からSkillnoteは個人カルテとキャリアマップを新たに提供することを決めた。

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