PTCは、クラウドネイティブCAD/PDMプラットフォーム「Onshape」とシミュレーションフレームワーク「NVIDIA Isaac Sim」を直接接続する、ロボティクス向けのワークフローを発表した。単一のデータソースを維持しつつ、設計変更をシミュレーションへ数分で移行できる。
PTCは2026年3月17日(現地時間)、同社のクラウドネイティブCAD/PDMプラットフォーム「Onshape」と、NVIDIAのオープンシミュレーションフレームワーク「NVIDIA Isaac Sim」を接続する、ロボティクス向けの新ワークフローを発表した。
新ワークフローは、単一の信頼できるデータソースを維持したまま、CAD上の設計変更をシミュレーションへ数分で移行できる。ロボット設計の反復作業に要する時間を短縮し、エラーを削減して開発工程を加速する。
従来のワークフローでは、CADモデルをエクスポートした後にジョイントやアクチュエーターなどの物理的な要素を手作業で再作成する必要があり、工程のボトルネックになっていた。今回の連携機能は、Onshapeで定義した機械的な関係性をそのままIsaac Simへ引き継ぐ点が特長だ。
設計変更の内容に応じてシミュレーションモデルが自動更新されるため、エンジニアはモデルの準備作業の負担が減少し、挙動の検証や性能向上の検討に注力できる。
新ワークフローはAmazon Web Services(AWS)上に構築され、設計とシミュレーションを常に同期する。この構成は、NVIDIA Isaac Labにおける下流のロボットトレーニングを通じたフィジカルAI(人工知能)の実装を加速する。これにより、ユーザーは早い段階で産業用ロボットシステムの設計と評価プロセスにシミュレーションを導入できるとしている。
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