AIが撮影位置をサポート、富士フイルムの携帯型X線装置に新機能医療機器ニュース

富士フイルムは、携帯型X線撮影装置「CALNEO Xair PLUS」を発売した。AI技術を活用し、撮影時のポジショニングを支援する機能を新たに搭載したほか、ユーザーによるバッテリー交換も可能にした。

» 2026年03月24日 15時00分 公開
[MONOist]

 富士フイルムは2026年3月5日、手軽に持ち運べる携帯型X線撮影装置「CALNEO Xair PLUS(カルネオ エックスエアー プラス)」を、富士フイルムメディカルより発売した。従来モデルと同様に軽量かつコンパクトで、AI(人工知能)技術により開発したポジショニング支援機能を新たに搭載した。往診や電源設備が不十分な医療現場で、X線検査を支援する。

キャプション 携帯型X線撮影装置「CALNEO Xair PLUS」の外観[クリックで拡大] 出所:富士フイルムメディカル

 同製品は、角度調整が可能なチルト機能付きタッチパネルを搭載している。最大120度まで傾き調整が可能で、ベッド上の被検者を撮影する際は、操作者は負担の少ない体勢でパネルを確認できる。装置本体にはカメラが内蔵されており、被写体の映像をパネル上でリアルタイムに確認可能なライブビュー機能を備える。これにより、ポジショニングのズレを容易に把握できる。撮影条件の変更や光照射野のオンオフは、ワンタッチで操作可能だ。

 電源面では、ユーザー自身で交換可能なリチウムポリマーバッテリーを採用した。フル充電の状態で100ショットの撮影に対応し、電池切れの際も予備バッテリーに交換することで、電源設備がない仮設診療所などでの継続的な運用を支援する。また、ACアダプターを接続すれば、充電しながらの撮影も可能だ。

 富士フイルムメディカルのデジタルラジオグラフィ「FUJIFILM DR CALNEO Flow」と組み合わせることで、画像処理ユニット「Console Advance」が有する「X-ray Centering Navi」機能が利用できる。X-ray Centering Naviは、ディープラーニングを用いて開発されたAI技術の1つで、カメラ映像から胸部や腹部、骨盤といった検査対象部位の中心位置を推定する。ライブビュー上に中心位置マーカーを表示し、限られたスペースでの正確な位置決めをサポートする。

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