YOODSは、従来の3Dビジョンセンサーが苦手としてきた、光沢面や黒色表面を持つワークを撮影できる新ソリューションを発表した。AI技術を活用して、左右1対のカメラ画像から点群を生成する手法を採用している。
YOODSは2026年2月3日、AI(人工知能)技術を活用し、従来の3Dビジョンセンサーが苦手としてきた光沢面や黒色表面を持つワークを撮影できる新ソリューションを発表した。鏡面反射する金属や光を吸収する黒色ワークの点群取得が可能で、ロボットによる製造工程の無人化を支援する。
一般に、構造光を投影して撮影する従来の3Dビジョンセンサーは、光沢面での鏡面反射や黒色表面で光吸収が起きるワークでは、正確に3次元データを取得するのが困難だった。
同社がリリースする新ソリューションは、AIを用いて左右1対のカメラ画像から点群を生成する手法を採用している。明るさの変化に強く、移動中のワークも撮影が可能だ。
同手法の適用対象は、研磨されたステンレス製品や機械加工された金属部品、塗装後で光沢がある車体、黒色の光吸収体など多岐にわたる。同社が展開する3Dビジョンセンサー「YCAM3D」やロボットビジョンソフトウェア「ビジュアルティーチ」にこの新手法を導入することで、これまで自動化が難しかった工程にもYCAM3Dやビジュアルティーチを適用可能になる。
具体的な活用例として、自動車部品のアルミ鋳物を挙げる。バリ取りロボットにYCAM3Dを設置し、ワークの位置と姿勢を細かく補正することで、0.1mm精度の追い込み加工ができる。YCAM3Dは、オイルミストや切削粉が飛散する劣悪な環境下でも安定して稼働する。また、AIを用いたデパレタイジングソリューションでは、荷崩れした積載袋やマスターレスの箱移載に活用できる。
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