いまさら聞けないエッジAIとクラウドAIの違い “現場処理回帰”の必然性とは人工知能ニュース(2/2 ページ)

» 2026年02月02日 07時30分 公開
[安藤照乃MONOist]
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次世代に向けた「生成AI」の活用へ

 i-PROは、パナソニックのセキュリティシステム事業部を前身とし、2019年に独立した画像センシング技術の専門企業である。同社は2020年に初のエッジAI対応カメラを発売して以来、AIプロセッサ搭載モデルのラインアップ拡充を進めてきた。現在では全324モデル中、約8割にあたる253モデルにAIプロセッサを搭載している。

 当日のショールームでは、その最新機能の一例として「属性検索機能」を披露した。

 人物の特徴などを検索条件に入力する 人物の特徴などを検索条件に入力する[クリックで拡大]

 録画データの中から類似する人物のみを抜き出すことが可能 録画データの中から類似する人物のみを抜き出すことが可能[クリックで拡大]

 これは、カメラ内でAIが生成したデータを活用し、顔認証に依存せず人物を特定する技術だ。デモンストレーションでは、「赤い上着の男性」「カバンを持っている」といった外見の特徴(属性)や、特定の人物を選択した場合の条件を指定し、膨大な録画データから該当者を数秒で抽出する様子を実演した。従来のように長時間映像を目視確認する手間がなくなる他、迷子の捜索や商業施設のマーケティング分析など、防犯以外の広範な用途への応用も期待される。

 i-PROのエッジAI搭載カメラ i-PROのエッジAI搭載カメラ[クリックで拡大]
 i-PROの中尾真人氏 i-PROの中尾真人氏

 i-PRO 代表取締役社長の中尾真人氏は、「パナソニック時代から培ったハードウェアの信頼性と、AI/ソフトウェアの柔軟性を融合できることが当社の強み。カメラを単なる記録装置から、社会の課題を解決するインテリジェントなセンサーへと進化させる」と事業の方向性を強調した。今後はカメラ単体での生成AI動作も視野に入れており、自然言語による検索など、さらなる機能高度化を目指していく方針だ。

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