Qt GroupのGUIテスト自動化ツール「Squish」が、コマツの建設機械のテスト工程に採用された。27言語に対応するモニターのテストを自動化し、手作業の工数を21.4%削減。世界で販売される機器の品質向上に貢献する。
Qt Groupは2026年1月14日(現地時間)、同社のGUIテスト自動化ツール「Squish」が建設機械メーカーのコマツに採用されたと発表した。
コマツが建設機械のディスプレイ画面のテスト工程にSquishを導入したところ、モニターのテスト工程が自動化され、手作業による工数を21.4%削減できた。190カ国以上で展開されるコマツ製品の品質向上に貢献する。
コマツは、建設機械のデジタル化に伴い「Komtrax」や「スマートコンストラクション」などの高度なICT技術を導入している。従来、画面仕様の変更時にはテストツール側で正確な座標指定を更新し続ける必要があったが、Squishの導入によりオブジェクト名による指定のみで完了可能になった。これにより、Qtフレームワークで構築されたアプリケーションのテストについて、保守性と再利用性が格段に向上した。
SquishはQt以外のソフトウェアプラットフォームのテストにも対応しており、異なるアプリケーションを横断した柔軟なテスト作成を支援する。
さらに、SquishはOCR(光学文字認識)機能を統合しており、多言語が正しく表示されているかを自動で判定できる。27言語に及ぶテキスト表示が正確であるかを検証できるため、世界各国のオペレーターに対して均質なユーザー体験を提供できる。
機械に搭載するデジタル技術はますます増加しており、テスト工程の効率化が喫緊の課題となっている。今回Squishを採用したことで、コマツは主要なソフトウェア機能を網羅的にテストできるようになった。
Qt Groupは、適切な自動化ツールの提供を通じて、顧客企業がグローバル規模で生産性や製品品質を向上できるよう継続的に支援する。
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