Brain Edgeは「Japan Pack 2025 日本包装産業展」(2025年10月7〜10日、東京ビッグサイト)において、マルチハードプラットフォーム「Edge Box」を出展した。
Brain Edgeは「Japan Pack 2025 日本包装産業展」(2025年10月7〜10日、東京ビッグサイト)のスタートアップ&アカデミックエリアにおいて、マルチハードプラットフォーム「Edge Box」を出展した。
Edge BoxはPLC(プログラマブルロジックコントローラー)やロボットコントーラー、工作機械(NC装置)などとLANで標準接続することで、製造現場にあるさまざまな機器、センサーの情報を一元的に収集、蓄積できるツールだ。
BIツールが内蔵されており、データの可視化、分析も可能になっている。1台で最大、IPアドレスを持つ50個の機器からデータが収集可能という。現状で約80社、320シリーズの製品に対応しており、今後も拡大していく。
Brain Edge 代表取締役社長 CEOの稲葉清典氏は「例えば、サッカーの試合中に自分たちが相手と同点なのか、リードしているのか、もしくはリードされているのかでは戦い方は異なってくる。同じように、まずは自分たちの製造現場が“勝っているのか、負けているのか”を把握するために使っていただきたい。製造現場の状況を把握したり、課題を同定したりすることにはリソースを投入しにくいかもしれないが、むしろそこが一番重要になる」と話す。
現場のデータをEdge Boxに集約することで、ERPやMESなどの上位システムもEdge Boxを通して現場のデータが得られるようになる。Brain Edgeは、ファナックでロボット事業本部長などを務めた稲葉氏が2024年に設立したが、そのロゴには、IT領域とOT領域の間に存在する壁を打ち破るという意味も込められているという。
会場内の大森機械工業のブースでは、高速横ピロー包装機やフィルムの自動そうてんシステムなどで構成された大きなエシカル包装ラインのデータをEdge Boxに集め、可視化するデモも行った。
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