シェーバーの品質を評価する工程では、多様な評価試験が行われている。「シェーバーの場合は、1商品開発に200以上の評価を実施している」(品質評価工程の担当者)。「転倒試験」では、商品が転がり落ちても壊れないことを確認するために、専用の機械で転がし試験を実施している。パームインのような小型シェーバーが登場し、内部に使用する部品がどんどん精密になり小型化している中で、丈夫な製品に仕上がっているかを確認するためにシェーバーを転がし続ける。
「スイング寿命試験」「フロート寿命試験」では、シェーバーのヘッド部分の品質評価をしている。過酷な動きに耐えられるかどうかを確認するためにシェーバーのサスペンションやヘッドの動きをそれぞれ専用の機械で確認している。
「流水試験」では防水性能を確認するために、一番水に触れる頻度が高い場所や防水性能が求められる場所に大量の水を当てて品質を確認している。これらの試験で使用している検査装置は、それぞれの検査に合った特注仕様で製作している。
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