経験知との相乗効果も明確になった。80.4%が、技術者としての自分の経験がAI活用に役立つと回答している。具体的には「AIの回答の正誤を判断できる」(59.8%)、「実務への応用方法がわかる」(56.1%)、「適切な質問(プロンプト)が作れる」(47.7%)などで役立っているとの回答が多かった。
また、60代技術者は学習意欲が高い。定年後も新技術を学び続けたい人は全体の66.4%を占め、AIを週1回以上利用する人に限ると84.2%に達した。何歳まで働きたいかについては、最多回答が「70歳」で42.4%だった。「気力、体力が続く限り何歳まででも」の回答も17.4%あった。
若手に伝えたいことの上位3項目は、「技術の本質、基礎の重要性」「トラブル時の判断力、対処法」「安全、リスク管理の考え方」だった。また、若手に教えてもらいたいこととして「生成AIの活用方法」「最新のデジタルツール、アプリ」「効率化ツール、自動化技術」が挙がった。
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