ニデックの牧野フライスTOB、TAKISAWAのケースを振り返るFAメルマガ 編集後記

あえて過去を振り返ります。

» 2025年02月18日 12時00分 公開
[長沢正博MONOist]

 この記事は、2025年2月18日発行の「FA メールマガジン」に掲載されたMONOistの編集担当者による編集後記の転載です。

 ニデックが牧野フライス製作所に対してTOB(株式公開買い付け)を2025年4月4日に実施するという件について、2024年12月27日の発表以降、MONOistでも本件に関する動きを記事にしてきました。

 現状をまとめると、これまでに牧野フライス製作所および同社が設置した独立社外取締役による特別委員会は、TOB開始日の延期、買い付け下限数の引き上げなどを3度要請(質問状内を除く)している他、シナジーおよびディスシナジーなどを巡って2度の質問状を提出しています。新たな事業計画も策定されています。

 ニデックは、定められた期日までに質問状に対して回答していますが、TOB開始日の延期や買い付け下限数の引き上げには応じていません。また、ニデックは牧野フライス製作所の経営陣との直接協議を望んでいますが、2025年1月17日に特別委員会と面談して以降は実現していない模様です。

 そこで今回は、ニデックの工作機械事業拡大を巡る1つの試金石にもなった、旋盤を主力とするTAKISAWAへのTOBについて振り返ってみたいと思います。

ニデックの牧野フライスTOB、TAKISAWAのケースを振り返る

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