図研はYKKに、電装設計CAD「E3.series」と製品データ管理システム「DS-E3 for E3.series」を導入した。これらの導入により、YKKは設計品質の向上、部品情報管理の効率化、グローバルでの設計製造プロセス改善を図る。
図研は2024年12月17日、YKKに、電装設計CAD「E3.series」と製品データ管理システム「DS-E3 for E3.series」(以下、DS-E3)を導入したと発表した。YKKの生産設備設計プロセスの革新を支援する。
YKKは、E3.seriesとDS-E3の導入により、設計品質の向上、部品情報管理の効率化、グローバルでの設計製造プロセス改善を図る。E3.seriesは、図面間の整合性の確保や部品表、製造資料などの帳票類を自動生成でき、手作業や設計ミスを削減する。DS-E3は、図面や部品表を一元管理でき、部品のトレーサビリティーを確保する。また、EOL部品の特定や部品選定にかかる工数を大幅に削減する。
さらに両製品の導入により、制御箱内部の3Dレイアウト設計で設計効率を向上し、ビュワー機能で海外工場へ円滑に情報伝達できる。
YKKは将来的に容易に製造できる仕組みを確立し、設計から製造までのプロセスをシームレスにつなぎ、さらなる効率化と品質向上を目指すとしている。
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