PTCのSaaS版3D CAD「Creo+」が、コラボットの自動搬送ロボット「CarriRo」の開発に導入された。Creo+は、環境設定やインストールをしなくてもクラウド上で3D CAD環境にアクセスできる。
PTCジャパンは2024年11月6日、同社のSaaS(Software as a Service)版3D CAD「Creo+」が、コラボットの自動搬送ロボット「CarriRo」の開発に導入されたと発表した。
Creo+は、環境設定やインストールが不要で、VPNなどを介さずにクラウド上で3D CAD環境にアクセスできる。また、企画から製造まで1つのデータで連携できるシングルデータベースを備えるなど、機能性に優れる。
Creo+の採用に至った理由として、コラボットはクラウドでの共有やリアルタイムでの設計確認が可能なコラボレーション機能を挙げている。リモートワーク中や移動中であっても、エンジニアが相互に作業内容を確認できるため、作業効率の向上や優秀な人材の確保につながると評価している。
CarriRoは、搬送業務において人手を介さない自律走行が可能で、工場や倉庫、空港、ホテルなど300社以上の拠点に導入されている。
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