ここからはGAIA-Xの代表的な取り組みとしてライトハウスプロジェクトの詳細を紹介したい。(1)〜(18)に挙げる多様なプロジェクトが進められている。
欧州製造業間でのデータ共有を通じたユースケースを開発する。ドイツとオーストリアから計16社が参加し実証を実施。ERPやMESのデータなど、企業の踏み込んだデータを活用/連携させた取り組みを行っている。以下に主なユースケースを挙げる。
MaaS(Manufacturing as a service)のコンセプトで、製造業をサービス業に変えるデータ連携プロジェクトを推進。企業横断でのデジタルツインを構築し、シミュレーションを通じたパフォーマンス予測、最適化、生産プロセスの制御の実現を目指す。コンチネンタル、エアバス、フラウンフォーファー研究所などが参画。マーケットプレースにおいてデータセットや、アルゴリズム、各種SaaSが提供されている。
自動車やエネルギーをはじめとする各業界でのデータ共有を通じたCO2削減などを図る。シュナイダーエレクトリック、Valeoなどが参画。フランス政府のイニシアチブであるFrance2030プログラムなどから支援を受ける。Manufacturing-Xにおけるキープロジェクトでもある。
オランダの国立研究機関のTNOが主導し、現在300社が所属。3000社規模へ拡大を図る。サプライチェーン間で経営データ/工場データ(オーダー、予測、図面、物流情報、センシングデータなど)を共有することによる効率性向上、連携の実現を目指す。
航空宇宙領域でのデータ連携を図るプロジェクト。以下のようなユースケースがある。
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