周囲360度、どの方向からも人の接近を検知して衝突前に停止する協働ロボット協働ロボット

不二越は、人の接近を検知して停止する小型協働ロボット「MZS05」を発表した。ロボットの周囲360度、どの方向から接近しても衝突前に停止し、検知したものが離れると、追加操作なしで動作を再開する。

» 2024年11月18日 13時00分 公開
[MONOist]

 不二越(NACHI)は2024年10月31日、人の接近を検知して停止する小型協働ロボット「MZS05」を発表した。同年12月にオープン価格で発売し、年2400台の販売を目標とする。

キャプション 小型協働ロボット「MZS05」 出所:不二越

 MZS05は、人や障害物の接近を検知するセンサーを複数内蔵した小型協働ロボットだ。ロボットの周囲360度、どの方向から作業者や物が接近しても衝突前に停止し、検知したものが離れると、追加操作をしなくても動作を再開する。

 最高速度は協働時が1000mm/秒、非協働時が2500mm/秒で、位置繰り返し精度は±0.02mmと高速かつ高精度な動作が可能。センシング距離は5000mm以内(任意に設定可能)の接近で減速し、500mm以内の接近で停止するなど、従来の協働ロボットと比較して安全性能が向上している。

 最大可搬重量は5kg、最大リーチは927mm、本体重量は60kg。中空手首構造により、ロボット本体外側の配線や配管の引き回しは不要で、周辺装置との干渉リスクを低減する。

 生産性と安全性に優れ、さまざまな製造現場における生産ラインのスマート化に貢献する。

⇒その他の「協働ロボット」の記事はこちら

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.