ヤマハ発動機は、電子部品実装工程向け高速ディスペンサー「YRM-D」を発表した。高剛性筐体や高精度ヘッドの採用などにより、高速かつ高精度、安定した塗布で高密度実装に対応する。
ヤマハ発動機は2024年10月23日、電子部品実装工程向け高速ディスペンサー「YRM-D」を発表した。同年12月1日に発売し、1年間に国内外で200台の販売を計画する。
新製品は、従来機「YSD」のマシンサイズを引き継ぎ、奥行きが1254mmとコンパクトで、インテリジェントファクトリーに向けた次世代型プラットフォーム「YR」シリーズを採用。YRシリーズの高剛性筐体や高精度ヘッドの採用などにより、塗布タクト0.07秒/点、塗布精度±0.05mmの高速かつ高精度、安定した塗布で高密度実装に対応する。
また、高精度な温度制御が可能なヒーターユニット、基板面高さや反りを検出し高精度な非接触塗布が可能なレーザー照射で塗布性能が向上した。YRシリーズ共通のマシン制御システム、高速性と堅牢性を兼備したアプリケーションソフトにより、周辺システムやソフトウェアとのスムーズな連携を促進する。定型作業の自動化とサポート機能を搭載し、作業負荷とヒューマンエラーを削減する。
シリンジアダプターの刷新や開閉可能な正面カバーを採用しており、ユーザビリティを高めた。視認性に優れ、直感的な操作が可能な次世代デザインの新たなGUIを搭載する。ディスペンスヘッドは2ヘッド(標準)か3ヘッド(オプション)を選択でき、いずれの使用時でも最大基板サイズ510×460mmに対応する。
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