UBEは、製造現場の労働生産性を向上させる工場運転管理システムを構築する。作業指示や運転記録などをシステム上で共有することで業務管理を強化する他、ペーパーレス化も進める。
UBEは2024年10月9日、製造現場の労働生産性を向上させる工場運転管理システムを構築すると発表した。同社のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進施策の一環となる。
製造の各現場では、関連業務に対応する際、情報を紙で管理していたり、業務が属人化するといった課題がある。今回のシステム構築は、そのような課題を解決して労働生産性を向上させることを目的とする。
システム構築後は、作業指示や運転記録などをシステム上で共有することで業務管理を強化。加えて、ペーパレス化を進めて作業効率をアップする。
さらに、過去のトラブル事例をまとめて、安全性を向上するための資料として活用する。将来的には他のシステムやモバイル端末とも連携してデータを一元化し、製造現場の業務変革を目指す。
同社は同システムの構築により、2026年度に作業者1人当たり年間66時間(全体で4万1000時間)の業務効率改善効果を見込んでいる。
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