現時点で依頼可能な加工は、切削、旋盤、板金/板金溶接、3Dプリント、射出成形、注型となり、製缶、架台、鋳造についても順次対応を予定しているという。また、meviyとのデータ連携も行えるようになり、「例えば、meviyでサービス対象外のものをデータ連携でmeviy Marketplaceに取り込んで、そのままマッチングしたパートナーに見積もり依頼を出すといったことも可能になる」(浅野氏)とのことだ。
meviyとmeviy Marketplaceのすみ分けについて、同社 常務執行役員 ID企業体社長の吉田光伸氏は「meviyでできること、meviy Marketplaceでできることは重なっている部分もあるが、カニバリ(カニバリゼーション)は意識していない。なぜなら、既存のmeviyユーザーは自動見積もりや最短納期といった、われわれが提供する時間価値を特に重要視しているからだ。meviyでできないことを、meviy Marketplaceで実現してもらいたい」と語っている。
同社は「ものづくりに『創造』と『笑顔』を提供する」ことをミッションに掲げ、meviyがカバーする調達領域だけでなく、エンジニアリングチェーンのあらゆる非効率を解消し、時間創出につなげるmeviy全方位構想を推進している。それを具現化するサービスとして、meviyに続き、2D図面に対応した「meviy 2D」、機械部品の図面データ検索AI「meviy Finder」(無償提供)をリリースしてきた。meviy Marketplaceは、meviy全方位構想に向けた第4弾のサービスに位置付けられている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.