EIZOは、「特定保守管理医療機器」に該当する画像診断用モニターを、2024年10月から順次発売する。
EIZOは2024年8月7日、「特定保守管理医療機器」に該当する画像診断用モニターを、同年10月から順次発売すると発表した。
厚生労働省は、同年7月8日に「GSDFキャリブレーション機能付き画像診断用ディスプレイ」を一般医療機器の分類に追加し、特定保守管理医療機器として指定した。そのため今後、特定保守管理医療機器として販売する画像診断用モニターには、表示性能などの維持管理が義務付けられる。
EIZOは、2002年から自社で開発、製造した医用モニターを販売しており、設置やメンテナンスなどのサービスも提供してきた。同社は画像診断用モニターを同年10月から順次発売し、ラインアップを拡充していく。
医療現場では、X線やMRI、CTなどの撮影装置のデジタル化が一般化し、画像診断の際はPCやモニターを使用している。正確な診断のためには適切に表示された診断データが必要だが、これまでモニターは医療機器に含まれておらず、保守や管理は医療施設の判断で実施していた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.