AGCは、社内向け生成AI活用ツール「ChatAGC」に、社内データ連携機能を付与した。従業員は事前に付与された権限の範囲内で、社内データに基づいた回答を得られる。
AGCは2024年8月8日、同社の社内向け生成AI(人工知能)活用ツール「ChatAGC」に、社内データ連携機能を付与したと発表した。
同社は2023年6月にChatAGCの運用を開始。同ツールを活用した働き方改革を推進してきた。今回、新たにRAG(検索拡張生成)技術を導入し、社内データと同ツールを連携させた。従業員は事前に付与された権限の範囲内で、社内データに基づいた回答を得られる。
開発部門や製造部門、営業部門、戦略企画部門の各部門では、情報を効率的に利活用できるようになる。例えば開発部門では、属人化された過去の開発、設計などの技術情報を含めた回答を得られる。製造部門では、過去の製造情報をもとに、トラブル時の適切な対応を参照できる。
機能を拡張したChatAGCは、同月より運用を開始している。汎用的な生成AIと同社独自の知見やノウハウに関するデータを活用できる業務ツールを整備することで、従業員の生産性向上を図る。
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