セイコーエプソンは、6軸センサーを搭載した慣性計測ユニットの新たなラインアップとして、高精度かつ低ノイズの防水防塵型のプレミアムモデル「M-G570PR」の量産を開始した。
セイコーエプソンは2024年7月29日、6軸センサーを搭載したIMU(慣性計測ユニット)の新たなラインアップとして、高精度かつ低ノイズの防水防塵(じん)型のプレミアムモデル「M-G570PR」の量産開始を発表した。
M-G570PRは、従来品の「M-G370PDG」をベースに同社独自のマルチセンサー技術で複数のIMUを合成している。その結果、ジャイロバイアス安定性0.5度/時、角度ランダムウォーク0.04度/√時という高精度な計測を可能とした。金属筐体パッケージ化により防水防塵規格IP67に対応し、シリアル通信RS-422インタフェースを標準装備している。
ジャイロセンサーのノンリニアリティ特性は0.05%、出力分解能は32ビットで、動作温度範囲は−30〜+70℃、サイズは65×60×30mmだ。小型人工衛星やナビゲーションシステム、無人機、産業機器など、高安定性や高信頼性が要求されるアプリケーションへの適用を想定している。
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