　Mujinが開発するのは知能ロボットコントローラーである「Mujinコントローラー」だ。さまざまなセンサーとそれらを統合するMujinコントローラーを産業用ロボットに接続することで、決められた動作を行っていた産業用ロボットを環境の変化に合わせて自律的にリアルタイム動作生成が可能な「知能ロボット」へと変換する。

　既にトヨタグループをはじめ、SUBARUやアイシン、アスクル、エレコムなど製造業や物流の現場で採用実績を積んでおり、特に製造現場で多く使用される数百種類の通い箱仕分け作業自動化において、Mujinの「通い箱デパレタイズ／パレタイズ知能ロボット」の納入が進んでいるという。

　そこで、汎用的な知能ロボットと非固定設備であるAGVを組み合わせた自動化ソリューションで、自動車産業が集積する三河地域の顧客ニーズに応えるため、岡崎事業所の開設を決めた。

トヨタグループに導入されたAGVを活用した自動化ソリューション［クリックで拡大］出所：Mujin

　岡崎事業所は約1600m²の広さを有する。通い箱デパレタイズ／パレタイズロボットや、ティーチレスなバラ積みピッキング知能ロボットなどの次世代知能ロボットのデモ機を展示するロボットイノベーションセンター、現場で使用されているワークを用いた実機テストが可能なテストエリアを設ける他、豊富な予備品在庫を備えてアフターサポートも充実させる。

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