コンテックは、Intel Celeron J6412プロセッサ搭載の超小型産業用コンピュータ「LPC-400」の受注を開始した。場所を選ばず設置でき、BTO方式のため、用途や予算に合わせて最適なスペックの製品を選べる。
コンテックは2024年4月23日、Intel Celeron J6412プロセッサ搭載の超小型産業用コンピュータ「LPC-400」を発表し、受注を開始した。
サイズは150×150×33mmで、ビジネスコンピュータ「LPC」シリーズでは最少サイズとなる。狭い隙間やディスプレイ背面などにも設置できるように、縦置きスタンドやVESA取り付け金具を用意する。壁面にも固定でき、装置への組み込みも可能だ。
ホコリや異物の侵入を防ぐファンレス設計と、経年劣化する部品の使用を抑えた設計により、メンテナンス業務の負担を軽減する。産業用途に求められる高セキュリティ設計を意識し、TPM2.0やセキュアブートなどのセキュリティ機能のほか、同社独自の保護機能としてUSBブートプロテクトも搭載した。
盗難防止対策として、セキュリティスロット(Nano Saver 6×2.5)も備える。これにより、工場システムや小売店舗POS、病院医事、受付など、オープンスペースでも安心して利用できる。
電源障害の際は、「電断プロテクト」機能がストレージへの書き込みを禁止し、データを保護する。Windows 10 IoT Enterpriseのロックダウン(ディスク書き込み抑制)機能を併用すれば、シャットダウン処理をしなくても電源を安全に切ることができ、突然の電源断でファイルシステムやデータが破損するのを防ぐ。
同製品はBTO(注文後組み立て)方式で、用途や予算に合わせてメモリ容量やストレージ、OSなどを自由に選択し、最適なスペックの製品を選べる。
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コンテックが第7世代インテルCore i5プロセッサ搭載タッチパネルPCの受注開始Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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