ユーシン精機が2パレット仕様の低全高パレタイジングロボットを発表産業用ロボット

ユーシン精機は、低全高パレタイジングロボット「PA-50LC」を発表した。低全高化と搬送能力の向上、2パレット仕様により多様な顧客ニーズへの対応と生産性の向上に貢献する。

» 2024年05月10日 13時00分 公開
[MONOist]

 ユーシン精機は2024年4月1日、低全高パレタイジングロボットの2パレット仕様「PA-50LC」を発表した。1台にパレット2枚を配置でき、多様な顧客ニーズへの対応と生産性の向上に貢献する。本体価格は1030万円(税別)で、年間約50台の販売を見込む。

2パレット仕様の「PAシリーズ」[クリックで拡大]出所:ユーシン精機

 新型ロボットは、従来機種と同様の省スペースメリットはそのままに、全高を低く抑えて搬送能力の向上を図った。全高を3000mm以下に抑えつつ、高さ2000mmの積み付けが可能だ。ロボットハンドを加えた可搬質量は最大50kgで、1時間あたり500個の処理能力を備える。

 2パレット仕様にすることで、片側のパレット積み付け中にもう片側のパレットを交換するといった、上流工程を停止させない連続したパレタイジングが可能だ。コンベヤー上に滞留する製品数を最小限に抑えることで、省スペース化につながる。また、パレットコンベヤーやAGV(無人搬送車)などとの組み合わせた完全自動化も可能になる。

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