千代田化工建設は、ロボティクス技術やAIなどを活用した業務ソリューションを開発するセンシンロボティクスに出資する。協業により、産業分野における業務効率化と高度化を加速する。
千代田化工建設は2024年2月7日、ロボティクス技術やAIなどを活用した業務ソリューションを開発するセンシンロボティクスに出資すると発表した。センシンロボティクスが発行する株式を既存株主から取得する株式譲渡契約を締結した。協業により、産業分野における業務効率化と高度化を加速する。
千代田化工建設は2023年1月に、O&M(Operation&Maintenance)向けソリューションを提供する専門部署を設立した。グループ会社の千代田エクスワンエンジンリアリングと共に、サイバーとフィジカルの両面からO&M業務の改善を支援するソリューション「plantOS」を提供している。今回、両社の協業を加速させることで、plantOSのさまざまなソリューションに、センシンロボティクスがインフラ保全領域で培ってきた技術力を融合する。
具体的には、ロボットやドローンを使って収集したデータを千代田化工建設の3Dデジタルツインプラットフォームへ集約する。このデータからAI(人工知能)などの先端技術を活用して洞察を導き出し、新たな価値を創造できるソリューションを生み出す。
今後両社は、協業の加速に関する基本合意書を締結する予定だ。なお、今回のセンシンロボティクスへの出資と協業は、千代田化工建設がオープンイノベーション活動の一環として手掛けるスタートアップ投資の初案件となる。
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