今回はそれらを製造業向けにチューニングして活用する。AIを活用しながら情報の収集、デジタル化、構造化、そして利活用の流れをサイクルとして継続し、技術情報の価値を最大化する。シナモン Product Development Manager 兼 MITA Project Leaderの守屋圭氏は「データは一連の流れがあってはじめて価値が最大化される。これまでのような単品での提供ではなく、サイクルとしてフルセットで提供する」と語る。
「MITAソリューション」のイメージ[クリックで拡大]出所:シナモン
技術文書向けAI-OCR「Flax Scanner for Technical Documents」は仕様書や図面、マニュアル、事故、故障報告書などを含む技術文書を読み取り、デジタル化する。「Incident AI」は事故報告書やヒヤリハット、運転指示書など多くの事故に関わるテキスト情報から関連性の高い事故やそれらの原因、対策、結果などを提案。検索や報告書作成の分析ツールとしても利用できる。Rossa Voiceも製造業向けに特化して学習させ、専門用語や社内用語を高精度に認識する。今後、製品は拡充する予定となっている。
技術文書向けAI-OCR「Flax Scanner for Technical Documents」の概要[クリックで拡大]出所:シナモン