フォトロンは、開発支援ビュワー「TimeSpaceView」を発表した。2D動画と3Dモデル、3Dモデル同士を重ね合わせて比較でき、比較後の差分を計測できる。
フォトロンは2024年1月24日、CAEの解析結果や実験撮影データを比較し、容易に計測できる開発支援ビュワー「TimeSpaceView(タイムスペースビュー)」を発表した。同年2月より発売する。
TimeSpaceViewでは、時系列に複数の3Dモデルデータを入力できる。動画のように3Dモデルを再生しながら、360度の自由視点で観察が可能だ。
また、産業用カメラなどで撮影した2D動画と、同社が提供するハイスピードカメラ数十台を用いた3Dモデル動画の受託解析サービス「HSVC」で取得した3Dモデル、シミュレーションで解析した3Dモデルを時系列で入力し、重ね合わせて表示、比較できる。
TimeSpaceViewの計測ツールを用いて、比較後の差分を計測することも可能だ。3Dモデルの場合、任意に断面を設定し、動画と画角を合わせて配置すると、計測モードで距離、速度、面積などを計測できる。
FEAソルバーは、Abaqus(.odb)、ANSYS(.rst、.rth、.rmg)、I-DEAS(.unv)など8種に対応。3D実験モデルデータはFBX、OBJ、STL、HSVCに、実験撮影データはAVI、MP4、WMW、MOVに対応する。
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