パナソニックグループは、2023年10月17〜20日まで開催される「CEATEC 2023」に出展し、長期環境ビジョン「Panasonic GREEN IMPACT」を具現化するくらし、街や工場、モビリティなどさまざまな領域でのCO2削減貢献につながる環境技術やソリューションなどを紹介する。
パナソニックグループは2023年9月29日、同年10月17〜20日まで開催される「CEATEC 2023」(千葉県・幕張メッセ)に出展し、長期環境ビジョン「Panasonic GREEN IMPACT」を具現化するくらし、街や工場、モビリティなどさまざまな領域でのCO2削減貢献につながる環境技術やソリューションなどを紹介することを発表した。
パナソニックグループでは長期環境コンセプト「Panasonic GREEN IMPACT」を示し、CO2排出量削減に向けた具体的なアクションを進めている。2050年までに、GHGプロトコルにおけるスコープ1、2、3の合計で、現在の世界のCO2排出量の1%となる3億トン以上の削減インパクトを生み出すことを目標に、2030年度や2024年度などのマイルストーンを置いて、具体的にさまざまな取り組みを進めている。「CEATEC 2023」では、こうした成果を紹介する。
「CEATEC 2023」で初めて出展する技術が「バイオCO2変換」だ。独自開発した光合成微生物の働きで、空気中のCO2から農作物の成長を刺激、補助する成分を合成し、農作物の葉に吹き付けることで収穫量を増やし、安定的な生産を行えるようにする。空気中のCO2の回収や活用ととともに、農作物の生産力向上によるCO2固定を同時に実現することを目指している。光合成微生物を使った成長促進成分を合成させる装置模型などを展示する予定だとしている。
また、EV(電気自動車)普及の貢献につながるパナソニックグループの広範な車載デバイスやソリューションをグループ会社の壁を越えて、一堂に集めて紹介する。パナソニックグループのさまざまな技術が、車内のどのような場所で活用され、どのように環境課題解決や快適な車室と安心安全の実現に貢献しているかを解説するとしている。
その他、ゼロエミッションハウスやV2H、工場などのRE100ソリューション、ペロブスカイト太陽電池、セルロースエコマテリアルなどを出展する予定だ。
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